先生の日
Сайн байна уу?みなさんこんにちは。
モンゴルでは雪が降り始めて、いよいよ本格的な冬の訪れを感じています。寒い!
さてみなさん、「教師の日」というのをご存知ですか?私はモンゴルに来るまで知らなかったのですが、世界の多くの国で、この「教師の日」があるようです。先生たちに感謝したり、労ったりしてお祝いします。
各国で日にちは違いますが、モンゴルでは10/5が教師の日です。今年は10/5が土曜日なので、10/4の金曜日にお祝いをしました。
さぁここからは、モンゴルでの「教師の日」の1日をご紹介します。
学校の入口。スペル少し間違ってるけど(笑)
・生徒が授業をしてくれる
先生→生徒役、生徒→先生役、になって生徒たちが授業をしてくれます。これがまたすごいんです。先生たちは生徒の制服を借りて、見た目も生徒になりきります。職員室で髪の毛を巻いてやる気満々。教え子の制服で、教え子の前で仮装…。日本だと考えられないですよね。
そんな日本で育った私は、もちろん制服着るのが恥ずかしく、日本語やモンゴル語で「いやや〜恥ずかしい〜無理〜」と言っていました。が、そんなの聞き入れてもらえるわけもなく、ひたすら駄々をこね続ける私をよそに、同僚の手が動きます。Yシャツのボタンをしめられ、ネクタイを付けられ、ジャケットを着せられ…はい完成。あっという間に制服を着せられました。(誰かに服を着せられるなんて幼少期ぶり?笑)
高校生が授業をしてくれたのですが、将来の夢や希望を書いたり、子供の時に抱いていた夢を発表し合ったりしました。
「授業を作る」という活動を通して先生の苦労を体験する、日本でもあったらいいのにな。
授業後に記念撮影。全員制服を着た先生たちです。
・食べて遊ぶ
モンゴルでは授業の休憩時間に軽食タイムがあります。それをこの日は先生たちも体験しました。ただのお茶会みたいになってたけど…笑
そしてそのあとは体育館で長縄をして思いっきり遊びました。子供時代にタイムスリップしたみたいで楽しかったです。
・表彰式
午後からは文化会館に集まって、地区の教育についての発表があったり、先生の表彰式がありました。
ここまでは良かったんです、ここまでは。
・パーティー
夜は大きめのレストランを貸し切ってパーティー(飲み会)がありました。
モンゴルのパーティーに欠かせないのが、ウォッカとディスコです。なので行く前はビビりまくっていたのですが、くじ引き、社交ダンス、キャタピラレース…みたいな感じだったので、「今回は大丈夫かも!」と思っていました。ね?楽しそうでしょ?
しかしそんな儚い希望は見事に打ち砕かれました。
しばらく経つと「ウォッカ飲め飲め攻撃」「踊れ踊れ攻撃」が凄まじいことに。幅広い年代層なのにも関わらず、全員が踊り狂っていました。バブル時代ってこんなんだったんかな、なーんて想像しながら座っていたら、手を引かれこの中に放り込まれました。笑
でも何でだろう。少しうるっときてしまったんです。この何十人もいる中、外国人は私1人。それなのにみんな、他のモンゴル人と同じように接してくれて、手を繋いでダンスをしてくれて。このコミュニティの一員として受け入れてくれているんだなあ、と実感できたのと、「ウォッカ飲め飲め攻撃」の相乗効果もあって、少しうるっときてしまいました。
パーティーは慣れないこともあるけど、「建前」「忖度」などとは無縁の思いっきりみんなでパァーっとはじけるこういうスタイル、気を使わなくてなかなか好きです。まぁ、限度ってものがあるんですけど…。飽きないモンゴル人とずっと共にいた結果、7時間もレストランに滞在していました。(笑)
【今日のモンゴル語】
Багш нарын баярын мэнд хүргэе.
バグシ ナリン バヤリン メンド フルギー
(Happy Teacher's Day. 先生の日おめでとう)