ドレミinモンゴル

JICA海外協力隊2018-3次隊、モンゴルの音楽隊員。生活や活動の様子を発信!

氷点下の高地で全力疾走

学校からの帰り道、おばあちゃんにいきなりハグされました。9ヶ月前にも1度、初対面なのにいきなりハグされた記憶が蘇ってきました。

 

ドラえもんに出てくるのび太のおばあちゃんのような、か弱そうなおばあちゃん。そんなおばあちゃんに腕をくまれ、スムに行こうと言われるがまま歩いていました。(スムの意味が思い出せそうで思い出せずモヤモヤしていたのですが、のび太のおばあちゃんだったから…)

 

するとピアノを教えている男子2人と偶然出会いました。するとその子がおばあちゃんに、「この日本人と少し話したいから待ってて」と言って私をおばあちゃんから遠ざけました。

 

 

私の耳元で "She is…...

 

 

 

RUN!!!!"

 

と言われ一緒に猛ダッシュ

 

ひたすら走りながら、

あのおばあちゃんはクリスチャンだということ

勧誘していること

クレイジーだから気をつけて等々

色々教えてくれました。1年近くこの町で生活をして、財布も返ってくるような町なのですっかり平和ボケしてしまっていました。道ばたで生徒に会っていなかったらどうなっていたか…。

走るのに必死すぎた私に対して、時々後方確認しておばあちゃんがついてきてないかチェックしてくれた生徒。緊迫した状況の中、中学生でここまでできるってすごい。

もちろんか弱いおばあちゃんは1歩も追いかけて来ず、余裕で逃げることができました。

 

生徒たち、ほんとにありがとう。

 

その後、予定を聞かれたので「クリスマス会用のケーキを下見に行くとこだったんだ〜」と伝えると、一緒に下見に付き合ってくれました。しかも、ここのお店は高いから別のお店も見に行こう、ということで今まで知らなかったお店を紹介してくれました。そこで事情を全部説明して、店頭にはないケーキを予約までしてくれました。もう神様…!

もし1人なら、最初のお店で1つしかなかった小さなクリスマスケーキを高値で予約していたはず。笑

 

しかも道中、私の両端を2人が歩き、私が端っこではなく真ん中を歩けるように気遣ってくれていたんですよ。もう素敵すぎません?

 

だいたいお察しだと思いますが…

【今日のモンゴル語

сүм  スム

(教会)