任期終了
前回の投稿から随分経ってしまいました。
結局最後は日本に10ヶ月いたまま、任期終了です。
コロナで緊急帰国することになり、半日(もはや徹夜)で荷造りをし、気持ちの整理がつけられないまま飛行機に乗りました。
(任地から帰国へ向かう道中、3月中旬)
色々思うことはあったし先のことが不安だったけど、空港でご飯食べるとやっぱり美味しいし、オ・モ・テ・ナ・シは感動ものだし、日本に帰って来れて良かった〜と思いました。
1年以上日本を離れてたし、ちょっとゆっくり過ごそう、くらいに思ってました。まさかこの「ちょっと」というのが任期終了まで続くとは…。
【帰国してすぐ、春】
社会人になって、自分のためだけに使える時間がこんなにあるのは初めてだったので、今までの専門とは全然違うことをかじってみました。FPやプログラミング、手話、美文字、ヨガ、筋トレ…
まぁーどれも三日坊主!
(よくピアノ25年もやってるな〜😂)
【夏】
あれ、暑くなってもコロナ減らない、任期はどんどん減っていく…
再赴任の見込みが薄くなるに連れ、やりたかった活動ができなくなることへの焦りや悔しさが日に日に増していきました。
・何であの時すぐ行動しなかったんだろう
・もっと1年目から遠慮せずいっとけば良かった
・何で後回しにしたんだろう
・1年しか活動してないのに、役に立ったんだろうか
・当初2年あるという甘い考えだった自分を叩きたい
こんな感じで、気持ちが地の底に沈んでいました。生きる活力というか、何かをするエネルギーが皆無でした。(まあ今もあんまり変わんないけど。)
【秋】
病みすぎてどうにかなりそうだったんですが、地元のJICAからワークショップや写真展等の依頼をいただきました。とにかく作業をすることで考える時間を減らし、気持ちを維持していました。
そして、モンゴルにいた頃からコツコツと作成していた資料を、作成再開しました。任期終了までに完成させなくては!という気持ちで。
【冬】
年末年始ってバタバタしますよね。笑
最終報告書やら色々していると、気づいたら任期が終わってました。
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2年間の協力隊は終了です。
色んな人から「その経験はこれから絶対活きるからね!」って言われるんですけど、
どう活かせばいいんだ
そもそも今後に活きるほどの経験を積めたのか
ほんとにモンゴルの役に立てたのか
というか何しに行ったんだ
そんな状態です。
けど、満杯の写真フォルダを見返していると、色んな人と関わって、色んなことをして、見たことないものを見て…日本だとそうそう味わうことの無いであろう色んな感情で溢れてたことが蘇ってきました。
特に、外国人(=マイノリティ)として生きることは、これまでもこの先も無いと思うので、本当に良い経験でした。
あと、協力隊に参加したからこそ出会えた人達がとにかく大勢いるんですよね。(派遣前訓練の同期、モンゴルの協力隊、国内国外のJICAのスタッフ、地元の協力隊OVなどなど)
普通に社会人しているとこんなに人と出会うことってなかなか無いと思うので、この繋がりを持てたことに感謝しています。
今後の進路や就職先、何も決まっていませんが、焦ったりあまり不安に思ってないのは、日本とは違う価値観を目の当たりにし、モンゴル人のおおらかすぎて、どこまでも寛容な性格に囲まれて生活した経験からかな、と思っています。(生活しなきゃなのでそれでも若干不安はあるけど。)
今はなかなか大変な時勢ですけど、希望を持ち続けて、周囲の人を気遣う優しさや心の余裕があればきっと大丈夫。社会は良くなって住みやすくなるはず!
恐らく2年前(協力隊に参加する前)だったら、こうは思えなかっただろうな〜。
モンゴルに行って、彼らの人柄に触れることが出来て良かった!
【今日のモンゴル語】
Амжилт хүсье!
アムジルト フスィー!
(Good Luck!)